家族信託とは?

📌 家族信託とは?──ご本人の想いをカタチにできる「新しい財産管理の仕組み」

「将来、もし自分の判断能力が落ちたら…」「子どもに迷惑をかけたくない」
そんな想いをお持ちの方に知っていただきたいのが、「家族信託」です。

家族信託とは、簡単にいえば信頼できる家族に、自分の財産の管理や引き継ぎを任せるしくみ
たとえば「老後の生活費として預金を管理してほしい」「不動産の売却や賃貸を将来お願いしたい」など、ご本人の希望に合わせて自由に設計することができます

成年後見制度との違いは、次のような点です:

✅ 判断能力がしっかりあるうちに契約ができる
✅ もし判断能力が落ちても、あらかじめ決めた家族が継続して財産を管理できる
✅ 財産の活用(たとえば不動産の売却や資産運用など)も可能
✅ ご本人が亡くなった後、誰に財産を引き継ぐかまで契約で決められる

つまり、家族信託は「生きている間」「亡くなった後」「その先の世代」まで、長期的に財産の管理や承継をデザインできる仕組みです。

ただし、何でも家族信託が正解というわけではありません。
たとえば、単に預金の凍結が心配なだけなら他の方法でも対応できるケースもあります。
また、信託契約を組む際には専門的な設計と費用がかかるため、慎重に判断することが大切です

🌿 十色司法書士事務所では、家族構成・ご希望・将来の見通しを丁寧にうかがった上で、信託以外の方法も含めて最適なご提案を行っております。
ご自宅や施設への無料訪問相談も可能です。お気軽にご相談ください。