相続登記の費用はいくらくらいかかりますか?

相続登記の費用は、主に以下の項目で構成されています。

1. 登録免許税

相続登記にかかる最も大きな費用です。登記する不動産の固定資産税の評価額に基づいて計算されます。

  • 登録免許税の計算方法: 不動産の評価額(固定資産税評価額)× 0.4%

例えば、不動産の評価額が1,000万円の場合、登録免許税は以下のようになります。

  • 1,000万円 × 0.4% = 40,000円

2. 司法書士への報酬(依頼した場合)

もし、司法書士に相続登記を依頼する場合、報酬がかかります。報酬の相場については、2024年日本司法書士連合会が発表している報酬アンケート結果をご確認ください。

3. 必要書類の取得費用

登記に必要な書類(戸籍謄本、住民票、登記簿謄本など)を取得する際に、以下の費用が発生します。

  • 戸籍謄本・住民票の取得: 各市区町村役場で取得する場合、1通あたり数百円(通常、200~750円)
  • 登記簿謄本(登記事項証明書)の取得: 1通600円程度(オンラインで取得する場合も含め)

4. その他の費用

  • 郵送費用: 書類の郵送にかかる費用(登記申請の際や書類の受け取りにかかる費用)
  • 交通費: 法務局に出向く際の交通費(オンライン申請が可能な場合もあります)

合計費用の例

仮に、不動産の評価額が1,000万円で、司法書士に依頼しない場合、必要な費用は以下の通りです。

  • 登録免許税: 40,000円
  • 書類取得費用(戸籍謄本や登記簿謄本など): 3,000円~2万円程度(被相続人の転籍回数や相続人の数による)
  • 交通費や郵送費用:
  • 合計: 43,000円~60,000円程度(司法書士に依頼しない場合)

もし司法書士に依頼する場合、さらに報酬が加算されることになります。

司法書士より一言

シンプルな相続登記(発生している相続は1つのみで、不動産は自宅のみ、相続人全員と連絡がとれ、協力を得ることができる、名義を取得する人も決まっている)の場合の司法書士報酬の費用感は5.5万~7万円くらいかと。探せば、あと1~2万円お安く対応してくれる司法書士事務所もあるかと思います!