元気に過ごせる今、安心の準備を始めましょう。

元気なうちはまだ早いわよねぇ



体が弱り気力が落ちると、考えをまとめるのが難しくなります。だからこそ元気な今に準備することが大切です。
先延ばしは節約ではなく、むしろ選択肢を狭めてしまうことが多いのです。
ここでは、生前の準備・遺言書・信託・その他の4つの観点から、十色司法書士事務所でご提供できるサポート内容をご案内します。
生前の備え
こんな悩みありませんか?
- 入院や施設入居のとき、緊急時の連絡先がない。
- 日常の支払い・通院の付き添いなど、生活のあれこれが気がかり。
- 寂しさや判断力の衰えから、詐欺やしつこい勧誘、不要な契約に巻き込まれてしまわないか心配。
- 誰にも気づかれずに亡くなるのではと不安。
- 亡くなった後の葬儀・役所手続き・精算で、家族や知人に負担をかけたくない。
こうした不安は、元気なうちに誰に・何を・どこまで任せるかを少しでも決めておくことで、ぐっと小さくなります。
非常時に慌てて探すのではなく、今の意思で段取りを整えておく。そのための具体的な仕組みが、以下でご案内する各サポートです。
主なサポート
| 見守り契約 定期の見守りサポートで、変調やトラブルの兆しを早期にキャッチします。離れて暮らすご家族や信頼できる第三者に今の暮らしの状態を可視化し、安心につなげる仕組みです。 | |
| 見守り無料サポート お元気確認サポートとして、毎日のLINEスタンプによる確認と、2か月に1回の訪問確認を行います(無料)。 基本的には、近くに家族や頼れる人がいない方を対象としたサポートです。 | 無料 |
| 見守り有料サポート 毎日のLINEスタンプによるお元気確認に加え、月2回のお電話と月1回の訪問確認を行います。 ただ安否を確認するだけでなく、つながっている安心感を感じていただけるような見守りを大切にしています | 11,000円/月 |
| 見守り個別サポート 一人ひとりの状況やご希望に合わせて、見守りの内容をオーダーメイドで設計します。 訪問・連絡方法・頻度などを柔軟に調整できるため、安心感を持って続けていただけます。費用についてはご相談のうえで決定いたします。 | 要相談 |
| 財産管理契約 ご本人の意思に沿って、公共料金や家賃の支払い、通院費の精算、さまざまな手続きを代理します。記録と報告を徹底することで、何にいくら使ったかが後からも分かり、安心につながります。 | 要相談 |
| 任意後見契約 任意後見契約は、将来判断力が不十分になったときに備えて、あらかじめ誰に何を任せるかを公正証書で定めておく契約です。 効力は、家庭裁判所が後見監督人を選任した時点で発生します。 最大の特徴は、家庭裁判所が選ぶ自分を知らない第三者の後見人ではなく、信頼できる人を自分で選んで任せられる点です。 | 要相談 |
| 死後事務委任契約 亡くなった後に司法書士が代わりに様々な手続きを行う契約です。 ご遺体の搬送や安置の手配、葬儀の手配、死亡届の提出、遺品整理、契約の解約などを生前に取り決めておくことで、ご家族や周囲の負担を大きく減らすことができます。 | (契約書作成) 55,000円 (受託) 最低220,000円~ |
| 尊厳死宣言(リビングウィル) 延命治療や終末期医療の希望を文書化し、医療機関や家族の判断を支える指針にします。家族や大切なパートナーに迷いや負担を残さないための仕組みです | 33,000円 |
| 高齢期の住まい選びサポート 高齢者施設探しをサポートします。条件整理から候補抽出、見学同行、契約書のチェックまで伴走。医療・介護ニーズと費用のバランスを考え、入居後も安心して暮らしが続くよう一緒に選びます。 | 88,000円 |
遺言書
こんな悩みありませんか?
- 不動産や預金の分け方をどう書けば揉めにくいか分からない。
- 再婚・連れ子・事実婚など、家族関係が複雑で配慮したい。
- ペットの行き先や、特定団体への寄付まで考えている。
遺言はお金や財産のことだけではありません。家族への想いや大切にしていることを残すことで、思いやりを形にし、安心のもとで受け継ぐことができます。
主なサポート
| 公正証書遺言作成サポート 公正証書遺言は、公証役場で作成する確実性の高い方式です。方式不備のリスクがなく、原本は公証役場で保管されます。 | 110,000円 |
| 自筆証書遺言作成サポート 自筆証書遺言は、費用を抑えつつ法的要件を満たして作成できます。 | 55,000円 |
| 自筆証書遺言保管制度利用サポート 自筆証書遺言は、費用を抑えつつ法的要件を満たして作成できます。法務局の保管制度を利用すれば、紛失や偽造のリスクを防ぎ、検認の手間も軽減できます。 | 77,000円 |
| 遺贈寄付サポート ご要望を丁寧にお聞きし、遺贈先の候補をご提案します。あわせて、実際に受け入れてもらえるかの調整も行い、想いをきちんと届けられる形を整えます。 | 165,000円 |
信託サポート
こんな悩みありませんか?
- 自分に万一のことがあったら、パートナーが今の家に住み続けられるか不安。
- 住宅や家財、共同で買った財産、生活口座の扱いがあいまいなまま。
- 生活費や医療費、急な出費をどの財産からどう負担するか決まっていない。
- 別居や関係の変化があったときに、柔軟に見直せる仕組みがない。
- 贈与や相続でかかる税金、将来に残る記録の扱いに不安がある。
こうした不安は、信託契約で誰が管理し、誰の暮らしをどう守るかをあらかじめ契約で決めておくことで、大きく減らせます。
たとえば、自宅や預金を信託財産にしておけば、自分の判断力が低下したときも、亡くなった後も、パートナーの生活が困らないように備えることができます。
死亡後は一定期間の居住や費用負担を保障し、その後の残った財産の行き先まで指定できる仕組みです。
名義・お金・連絡の窓口を今の意思で見える形にしておけば、将来の混乱や負担をぐっと減らすことができます。
主なサポート
| LGBT信託 LGBTや法律婚でないパートナーには法定相続権がありません。生活資金や住居を守るには契約や遺言で備える必要があります。当事務所で設計をお手伝いします。 | 165,000円 |
その他(身元引受人/遺言執行業務)
こんな悩みありませんか?
- 入院や施設入居で求められる身元引受人が見つからない。
- 遺言は作ったけれど、実際に実行してくれる第三者がいない。
非常時は、最初の連絡先が誰かによってその後の進み方が大きく変わります。
あらかじめ窓口をひとつ用意しておくだけで、連絡の行き違いや意思確認の滞りを大幅に減らすことができます。
主なサポート
| 身元引受人 金銭保証を除き、入院時などの身元引受人をお引き受けします。対象は、おひとり様や、近くに頼れるご家族がいない方です。 | 無料 |
| 遺言執行業務 遺言執行者は、遺言書に記載されるか家庭裁判所で選任され、財産を分けたり、不動産の名義変更など、遺言の内容を実際に実行する役割を担います。 | 遺産総額の1.2%(税抜) (下限54万円、上限120万円) |
まずは最小限から始めましょう
いきなり全てを決めなくても大丈夫。
まずは今の暮らしが止まらない仕組みを小さく整え、必要に応じて将来の代理や亡くなった後の手続きを重ねていけば安心です。
よくある質問
- 何から始めればいいですか?
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最初のステップは「自分の気持ちを整理すること」です。
いきなり遺言書や契約書を作るよりも、まずはノートやシートにこれからの暮らしで大切にしたいこと
不安に感じていること、もしものときに託したい想いを書き出してみましょう。
次に、それを「終活カルテ」のように簡単にまとめてみると、自分の考えが可視化され、優先順位が見えてきます。
そして「自分ひとりでは判断しづらい」「どうしたらいいか分からない」部分が出てきたら、その時点で司法書士などの専門家に相談すれば十分です。 - 近くに頼れる家族がいません。誰に任せればいいですか?
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身近にご家族がいなくても大丈夫です。任せる相手は必ずしも親族に限られず、信頼できる友人やパートナー、または司法書士などの専門職に託すことができます。「おひとり様」や遠方にご家族がいる方のご相談も多く、専門職を頼れる窓口として選ぶ方は増えています。
- プライバシーやお金の透明性はどう守られますか?
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情報の取得や共有の範囲は契約で明示し、連絡は履歴が残る方法で行います。お金は上限設定や承認フローで可視化し、預かり金も信託口座で事務所経費と分けて管理します。
- 暮らしの変化があった場合、内容を見直せますか?
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契約は安定して続けられるよう設計しますが、入退院や転居などライフイベントに応じて柔軟に変えられます。見守りの頻度は月ごとに調整でき、遺言はいつでも書き換え可能。任意後見や家族信託、死後事務契約も必要に応じて見直せます。

